こんにちは。タイラーです。
みんな心霊スポットに最近行ってる?
若い頃は心霊スポットの話を聞きつけては色々な県に出向いて遊んだもんだけど、30代になるとほとんど行くことがないと思います。
僕の周りも心霊スポットに好んで行きたがる人はほとんどいないんだけど、飲み会の席の酔った勢いで

と言われ、こちらも酔った勢いでついついOKを出して心霊スポットに行くハメになりました。
山口県光市の有名な心霊スポット7つの家
今回行くことになったのは、多分山口県の心霊スポットでは有名であろう7つの家という廃屋群です。
その昔、USOという番組内でジャニーズの嵐も訪れたというこの7つの家。
もう20年以上前に1度行ったことのある場所なんですが、人の住んでいたいくつかの家がそのままに残されている場所です。
7つの家とは
昔ここには7つの家があり全ての家に住人が住んでいたが、その中の1軒に住んでいた住人の長男の気が触れてしまった。そして自分の家族や周辺の家の住人を次々と襲い、全ての住人がその夜にいなくなり、建物は全て無人となった。そして主人を失った家は事件のこともあり誰も買い手のないまま今も残されている…。

と大人になった今は思うんですが、世界が自分の半径10キロくらいしかなかった子供の頃の僕はその話に震えあがったものです。
あんまりガチな場所に行って何かあったらヤだな…という心境をヒシヒシと感じるあたり、すごく守りに入りかけた30代っぽいですね。
主な目的は心霊スポットよりもドライブ
どうも心霊スポットに行く!というのは遊びの口実で、確かにいい年してバカやりたかったのもあるんですが久しぶりのお酒のない付き合いをしようよというのが実際の趣旨でした。
光市までの長い時間を、なんでもない会話(家庭のことじゃない会話)をしながら過ごしました。



など、本当にしょうもない会話をしながら向かったんだけど、これが久しぶりだと本当に楽しかったです。
最近友達と遊ぶ時は必ず飲み会だったので、こういうの面白いな。昔はお酒なんて飲めないし毎日こうだったんだな。みたいなことを話すとみんな納得。
たまにはこんな遊びもしようね、と盛り上がりました。長年の友達っていいですねやっぱり。
7つの家に到着、しかし…どこにあるのこれ
さて、そうこうしている内に地図では7つの家と記されている場所に到着しました。
なぜかGoogleで7つの家と検索すると、店でもないのに地図が出てきます(笑)。
車を降りる前に、しっかりと頭に付ける懐中電灯を装着して、準備万端でみんな探検隊みたいな格好してるのが笑えます。
しかし悲しいかな、来た頃の風景をみんなほとんど覚えていなくて

と迷いました。だってそれらしい物がないんだもん。
確か20年前くらいには入り口の近くにラブホがあって、その横を通り過ぎていく道があったように記憶しています。
7つの家の前にあるのってこの建物だったっけ?いや、なんかもっと和風なホテルみたいだったようなイメージもあるんだけど…。ていうかなんで電気付いてるの?誰か住んでるの?
と、色々な疑問がこの建物からも湧いてくるんだけど、普通に人が住んでる可能性はあるのであまり触れないでおきましょう。
確かこっちの方だったような…という微かな記憶を頼りに進みましたが、昔は車を置けるようなスペースがあったのにただの藪しかありません。
ここに来る前に、

という会話になって、みんな「シーン」となったんですが(ここまで来て無いとかそれはそれで面白いけど)、まさかの現実に?という想いがみんなの頭をよぎります。
誰も住んでいない家はすごいスピードで老朽化しますから、すでに朽ちて崩れていたり取り壊されている可能性だって否定できません。
やっちまったな…と思いながら

と、仕方なく一度その場を立ち去りました。
再度獣道に挑戦して現れた7つの家
この時点で土曜日の夜8時。まだまだ夜は終わりません。


と、その場のノリで話しながら次なる場所を探そうと車で移動を開始しました。

という話から実際に動画を見てみると、なんとさっきの薮の中に入って行っているではありませんか。
マジか!あそこから入るのか!とビックリしてみんなに

と告げると、みんな同じような答えが。



お前ら何しにきたんだと(笑)
みんななんだかんだ言いながらも、一応行くだけ行ったって結果を残したくて再度薮の中へ。
暗くて薮の外からでは分かりませんでしたが、中に入ってみると確かに道がある。
草刈りも手入れもされてない道だから雑草だったり倒れ木だったりが行く手を阻みますが、進むこと数十メートルでついに7つの家(1つ目の家)とご対面。

いや、入ろうと思えば入れるんだけど、不法侵入になっちゃうしね。うん。
雑草がスゴすぎて汚れちゃうし…。
老朽化してるだろうから危ないし…。
夜だから暗くてあんまり見えないし…。
いや、わざわざ夜来たわけなんだけどさ。
さすがに、誰も住んでいないのに30年以上もここに存在しているだろうだけあって、老朽化が凄いです。
昼間ならまだ入れるかもしれないけど、いつ崩れてくるか分かりませんしあまり人が立ち入らない場所だと思いますから絶対に入らない方がいいですよ。何かあっても誰も助けに来てくれるような立地の場所ではないから、入るのは止めておきましょう。
そして、1つ目の家の向かいに存在するのが2つ目の家。
ちょうど見切れてますが、つい最近出来たような新しい看板で「危険!」と書かれていました。
危険ってのは心霊的な意味じゃなく、今にも崩れそうだからですねこれは。
2つ目の家の方が老朽化が凄くて、もうほとんど形が残っていない感じです。
竹藪に覆われているので、きっとこの状態のまま何年もかけて朽ちていくんでしょう。
この先には車が2台捨ててありました。進めばまだ他にも家は残っているのかもしれないんだけど、あまりに暗いのと雑草などがひどいためこれ以上は止めようと判断しました。建物の中に入れるような状態じゃなかったですしね。
20年前は入ろうと思えば中に入れた建物ですが、老朽化がほんとにすごいです。怪我しないように外から眺めるだけにしておくのが無難ですよ。
マジで心霊的な意味じゃなく崩れそうで怖い建物だったよ
特に何も起きなかったが、あなたの時には…
停めてあった(捨ててあった)車ですが、ある友人は1台だけだったと言い、ある友人は

と、おいおい怖いこと言うなよ…というちょっとした不思議なこともあったんですが、多分見間違いでしょう。もしくは2台あって1台というのが見間違いとか。
さすがにネットが発達して色々な情報が収集できるようになった今、7つの家の真実というのは
- 住宅を何軒も建てている内に、管理している不動産業者が倒産した
- 7つの家のいくつかに住んでいた人がライフラインが弱いので引っ越した
- 空の建物群だけが残って廃墟と化した
- それらしい曰くの付いた心霊スポットになった
- 取り壊されずにそのまま今に至る
というのが実際のところだと思います。
建てられた年は分かりませんが、バブルの時期に建てられたのなら不動産業者が倒産してしまったというのもなんか納得。
特に何も感じないし何も起きないですし、放置されているのは心霊的なことではなく単純に「取り壊す予算がないから」なんでしょうね。大人になると夢がないぜまったく…。
今回のまとめ
まとめると、心霊スポットと呼ばれてはいるけど違う意味で怖かったです。
週が明けたら仕事に行かなきゃいけないから怪我は出来ないし、建物が崩れるのが怖くて中には入れません。
7つの家に行ってみよう!と思っている人がいるならば、それは昼間に行った方が絶対いいです。行かないのが一番いいんですけど(笑)。
夜は月明かりも届かないような竹藪と雑草や木々の中にある建物なので、懐中電灯があっても相当明るいものが複数本ないと暗すぎて話にならないと思います。
400円くらいで購入した頭に付けるライトでは暗すぎました。
夜に木々の中を歩いて探検するならば、最低でも2000ルーメンくらいの明るさのあるライトを用意するべきですね。
ということで、今回一番楽しかったのはドライブでした(笑)。