こんにちは。はじめましてですね、タイラーです。
タイラーという名前は数十年前に放送された「無責任艦長タイラー」に由来してます。家族に仕事に色々と責任がのしかかってくる30代…「無責任」って言葉、最高じゃないですか?
1999年からインターネットに触れていますが、無法地帯みたいだったネットの世界も時が経ち、ネットの世界が「有責」になってから「無責任」って言葉をすごくいいなと思うタイラーです。
そんな僕もすでに37歳。34歳で転職して色々思う事があったので今回は書き連ねてみようと思いました。
みんなどんな仕事をしてるんだろう?
世の中には色んな仕事があって、超ハードでキツい仕事もあれば楽な仕事もあります。
ここでいうハードでキツいっていう意味合いは、肉体的な場合と精神的な場合があると思う。
個人的にキツいと感じるのは精神的な場合です。
肉体的なキツさは意外と馴れるもんですが、精神的なキツさは耐えがたいと思う。
以前やっていたIT関係(といってもECだけど)の仕事と、転職先である現場系の仕事との違いを紹介してみようと思います。
現場仕事はイメージほど悪くない
もともと僕は本業がありつつネット通販も手掛けている会社に29歳の時に入社しました。
5年くらい勤めてEC部門の課長とかやってたんだけど、色んな事情から社内全体の空気が最悪になって行ってしまって、男女に物凄い壁が出来たんです。
で、社長のことは凄く好きだったし葛藤もあったんだけど、先行きが不安だったことと男女の壁とかのストレスもあって辞める決心をした。
これが精神的にキツい方が嫌だなって僕が感じる理由です。
リアルな大人同士の無視とかマジでキツいです。怒れないし。
その仕事に就くまで就職活動が田舎なこともあってうまくいかず、結婚して子供もいる状態だから次の仕事を見つけるまで辞められないな…と思ってたんですが、身内が会社を立ち上げることになったからそこに入れてもらうことになった。
仕事はいわゆる現場系。
今まで東京に住んでた頃に日雇いで何度かやったことはあったんだけと、サラリーマンの転職先としてあんまりいいイメージがなかったりするんじゃないでしょうか?
事実僕もそうで、なんかよく分からないイカツイおっさんに

と怒鳴られて働くようなイメージがありました。
ダンプのおっさんとか見た目がまず怖いじゃないですか。
これが当初のイメージ。
ところが実際に働いてみて分かったんですが、さっきのイメージみたいなことを実際にする人がいたら、大きな現場の場合だと結構すぐクビになってしまう。

とかが上に伝わると

となるわけです。
換わりはいくらでもおるんやで。
みたいな感じでそれはそれで怖いんだけど、実際3年くらい働いてるけど何人かそんな感じでクビになったのを見た。
基本的に「みんなで協力して仲良くやっていきましょう」という雰囲気があって、お互いに気持ちよく仕事しようよ!っていうのが意外なほど強い印象です。
ズケズケと一線を越えることもないし、年の差も関係なくお互い仕事がやりやすい状況を維持しようねって感じ。
ただ、「声がでかい方が勝つ」みたいな考えの人もたまにいるから、そんな時は戦う必要もあります。
戦うと言ってもケンカするわけじゃなく、自分の意見はちゃんと主張するってことです。
立場が同じなら、そうしないといけませんよね。
サラリーマン時代には、そういう場合は結構受け入れてしまう人だったので、その面では勉強になってるなぁと感じます。
あ、あと体重が減りました。
デスクワークで昼ごはんはラーメン定食とか食べてた頃と違って10キロくらい減った。
肉体的にハードな仕事の場合は真冬に2日で4キロとか落ちてましたから、ダイエットにはなったかなと思う。
現場仕事は勤務時間がハッキリしてる
サラリーマンをしてる人って、1日どれくらい働いてるんだろう?
転職する前、僕の前職では毎日残業が当たり前だった。というか残業してない日は1日も無かった。
9時から18時が定時なんだけど、23時や日付をまたいで1時まで残業とか普通で、それを4年半続けてた。
そしてIT系にありがちな

だったので、もちろん残業代は少しだけ。
月に10時間のみなし残業ってやつが雀の涙程度についてました。
だいたい毎月100時間は残業してたので、今思えばむちゃくちゃだ。残業代もボーナスも出ないのにね。
その頃の僕は「今が頑張り所なんだ、今やれば後で良くなるんだ」と思い続けてたんですが、多くの会社と同じで実際にはそんなこともなく…。本当にそう思ってるんなら、それは会社のためにじゃなく自分のために向けるべきだったなと今は凄く思う。
売上げを作って数字を出していくと給料が「基本給プラス歩合給」に変わっていったんだけど、給料が28万円を越えたあたりから給料の見直しをするという名の元に、なぜか基本給を下げられて給料は絶対に30万円を越えないように上手く操作されていったりしてた。
最後の頃には
社内規定を作り直すから給料についても、もう1度根底から作り替えるね。よろしく!
ということで、給料は更に上がらなくなっちゃった。
給料が上がらないのってツラい。サボってて売り上げが上がってないならまだしも、右肩上がりだったしなんで?という感じ。
ちなみにその頃の特別な歩合報酬は、5000万円を売り上げてやっと3万円の歩合報酬でした。
その時点で転職しよう!と辞めるのを決めたし、自分の時間は自分で管理して切り売りしないといけない。ということを考えるようになった。
名ばかりだけど役職を与えられて課長にされてしまってるので、残業代うんぬんも言えないんだけど、残業しまくって消耗してるこの現状は正しいのか?ということを意識するようになりました。
働くってのは楽しみもあるけど、会社に縛られて少なからず搾取されていくわけで、搾取される一番の物は「時間」だと思うんです。
なんか、自分がどんどん安くなっていくというか実際に自分を安売りしてるわけで、お金にならないことやってどうするんだ?と思ったわけです。
子供も小さくて可愛い盛りなのに、時間を無駄に安売りして(実質0円で)会えない時間を増やして後で後悔しないか?と考えてると馬鹿馬鹿しくなった。
これがサラリーマン時代。
結局僕は、4年半で5000時間以上残業した。
現場仕事になった今はどうかというと、出会った人みんなハッキリ線引きしてる。

もちろん、請け仕事(最初から最後まで期日を決めて自分の会社だけで請ける仕事)の場合はそうもいかない場合もあるだろうけど、基本は上の通り。
8時から17時までが仕事で、残業があるならあなたはお金をもらうはず。もらって当たり前。なんでタダ働きすんの?
雇う側も、残業がない時は時間通りに帰ってくれ。残業代はないから。という感じです。
仕事が早く終わってしまえば早く帰れる場合も多いし、みんな帰ってからの自分の時間を楽しんでる人が多いです。
これは僕の中で凄く嬉しいことだ。
帰ってからこうやってブログを書いたりも出来るし、勉強をする時間に充てたりも出来る。
残業代が出ないのに残業をしてる人は、何か目標というか残業代が出ないけど見返りがある場合以外は別の仕事をするべきだと思う。
だって、自分の時間を切り売りしてるのに見返りが何もないなら、それはやる意味はないんじゃないかな?
現場仕事になって休日は少なくなった
サラリーマン時代は土日と祝日が休みでした。
今は日曜日と盆と正月とGWが休みです。
休みは少なくなったんだけど、仕事のストレスが少ないから助かってます。
前の仕事と同じくボーナスはないけど給料は良くなりましたし、土日が休みだと結構お金を使いませんか?
休みの度に子供を連れてドライブしたりして出かけてたのも原因なんですが、月に4日出かける日が減ると家計にも助かってると思います。
現場仕事になって良くなったところ
サラリーマン時代は1時間くらいかけて車で通勤してたんですが、往復2時間の通勤時間が大幅に減った。
現場の場所によっても変わるかもしれないけど、大幅に変わることはほとんどないので良くなったところと言えます。
交通費についても大分変わった。
1時間かけて通ってたのと、車が古くなってたのもあって毎月のガソリン代が3万円近くかかってましたが、今は3000円するかしないか。
これは給料にも反映されてて、サラリーマン時代は交通費が3万円近くかかってるのに支給されるのは上限の1万5千円だったから、半分は赤字で自分の給料から出さなきゃいけなかった。
それが無い上にもらう給料は上がったので、結果的に給料は増えた。
でも、あくまで今はねって話なのと、日給制なのでこれ以上上がることはない。
だから、現場仕事に変わった時から別の収入源が得られるように、ECをやって通販サイトを立ち上げたりして色々模索してる最中です。
最終的には現場仕事を辞めてそっちで生活が出来るように、日々勉強しながら頑張ってますよ。
でも自分で企画して自分で立ち上げて自分で責任を持ってやるってことは楽しいと思う。
もちろん見返りも全て自分だしダメだとしても全て自分。
性格的に僕はこういうのが向いてるなと感じます。
現場仕事になって悪くなったところ
悪くなったところってなんだろう…。
日焼けしてヘルメットの跡がついたりするとか?冷暖房が無くて夏が暑く冬は寒いとか?
それは冗談として、給料がこれ以上上がらないのは悪くなってる部分ではあると思う。
人を増やせば取り分も増やせるんだろうけど、

というつもりもサラサラないから、早く現状を変えて現場仕事から抜け出す必要があるのも悪いところと言えるかもしれない。
このブログは現場仕事からのし上がっていく軌跡を辿れるブログになったらいいな、と思ってます。
子供と過ごす時間はどう変わったか?
これが一番かもしれない。
お金うんぬんとか、自由うんぬん以前にとにかく前職では子供と触れ合えなかった。
もっというと妻とも触れ合えなかった。
朝の30分くらいだけ触れ合って、残業して家に帰ってくると子供は寝てるし妻もヘロヘロ。一番大切なはずの家族と触れ合う時間は平日には皆無だった。
今では全然違って、平日であれば基本的に子供のお風呂は僕が入れてます。
子供と話しながら体をキレイにしてあげるのは子供の1日の終わりにはもってこいだし、多分大きくなっても少しは覚えてくれてるんじゃないかと思う。
小さい頃の記憶って結構覚えてるもんじゃないですか?お父さんと遊んだ記憶や話した記憶があるのとないのとでは、全然違うと思う。
僕がサラリーマンを辞めたのは子供との時間を得るため。というのも理由の1つでした。そしてそれは毎日いい方向に向いてくれてる。今では子供たちは僕と一緒にお風呂に入りたがります。
結果としてまとめてみる
なんで僕が現場仕事をしてるかというと、前提としてずっとこの仕事をしたいわけじゃなく独立するまでの繋ぎとしてやってます。
時間的な自由、そして精神的な自由を得るためには独立する必要があると思っていて、それは多分どこかで社員になったのでは達成出来ない物なんだと感じています。
色んなしがらみも出てくるし、全てを自分で解決するとか自分の裁量で決めるというのは雇われている間は出来ないから。
少しずつでも目標に近づけるように、日々頑張っていこうと思ってます。
そして、同じように今の職場にストレスを感じてて転職を考えてる人や、単純に転職して力を溜めて将来自分で何かを立ち上げたい!と思ってる人がいたら、現場仕事も結構ストレス少ないし楽しいかもしれないですよ。意外と体力使わない事も多いですし。
転職したい!でも仕事が…と思ってる人は、そんなに構える事もないので現場仕事も経験してみてはどうですか?
というお話でした。よし、無責任にまとまったぞ。